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Shell Blog~環境衛生のエキスパートたちが書く、モノやコト~

2013.09.27

「水」中毒って?(1)

2回にわたり、以前記事で少しだけ触れた
水中毒」についてお話しします。
「『水』で中毒って!」と思われる方も多いと思います。
しかし以前紹介した死亡事故のほかにも、
水分摂取によるデトックスのダイエット中に、
脳に回復不能な損傷を負った女性の事例等もあります。
誤解の無いよう最初にお伝えしますが、
水自体には「毒」になるものはありません。
しかし水分を過剰摂取することにより、
血液中のナトリウム濃度が低下し、
低ナトリウム血症」という症状が起こります。
これが「水中毒」です。
軽症であれば疲労感やめまい程度で済みますが、
悪化すると吐き気、けいれんなどが起こり、
重症の場合は意識障害や昏睡状態等になり、
最悪の場合死に至ります
軽症時に脱水症状と勘違いし、余計に水分を取ってしまう…
という方もいるため、判断が難しい部分もあります。
とはいえ常識的な範囲で水分を補給していれば、
神経質になる必要はありません。
何より水中毒を恐れるあまり、脱水症状や、
熱中症になってしまっては本末転倒です。
熱中症の対策のように、水分は少しずつ摂取し、
大量の発汗時は塩分も補給する方法を取れば、心配いりません。
具体的な数値については、30日に更新予定の
『水』中毒って?(2)」にて。

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