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Shell Blog~環境衛生のエキスパートたちが書く、モノやコト~

2014.02.06

水で太る?(1)

よく「水太り」という言葉を聞きます。

しかし、カロリーゼロの水で、太ることにつながるのでしょうか。

実はある条件を加えてあげると、ちょっとだけ本当になります。

 

人間は必要な水分以上の水分をストックしておくには

限界があります。

たとえ、わざとたくさんの水分をとったとしても、

ある程度時間が立てば、あまった水分は

尿や汗として体外に排出されます。

 

しかし、からだに通常より多めの水分を

蓄えられるようにする方法があります。

それは、塩分を多めに摂ることです。

 

塩分は水分を保つ作用があるため、

日頃から塩分が多めの食事をしている人は、

通常の人よりもからだに水分を蓄えておくことが出来ます。

 

そして、その蓄えた水分は細胞を膨らませるため、

ちょっとだけ太ったという感覚になるのです。

それは「むくみ」となって現れる場合もあります。

 

つまり、単純に体内に水分がすこし増えただけで、

正確には太ったということではありません。

ですが「むくみ」のように少しぽっちゃりした感じが現れることがあるので、

「水太り」ということが言われるようになったと考えられます。

 

塩分も体には必要なものですが、「水太り」は

摂取する塩の量を減らせば、十分避けることが出来ます。

 

次回はむくみの原因と「水太り」に最も有効な、

カリウムについてお話します。

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