Shell Blog~環境衛生のエキスパートたちが書く、モノやコト~
2014.03.10
広報のAです。
私は「最寄りの駅まで10km」という片田舎出身なので、
子供の時、東京に行くときは必ず
「生水(なまみず=水道からそのまま出した水)は飲まないように」
と言われたものでした。
しかし今では、「東京水」という水道水をそのままペットボトルに詰めた
水を販売するまでになっています。もちろん、おいしさが売りです。
なぜ、そこまで東京の水道水がおいしくなったのでしょうか。
それは、「高度浄水処理」という
オゾン処理と生物活性炭吸着処理により、
それまで除去できなかった微量のトリハロメタンや悪臭、有機物を
取り除けるようになったためです。
特にアンモニア態窒素等が多い利根川水系で効果を発揮しています。
(昨年、利根川水系の高度浄水率が100%を達成しました。)
ちなみに高度浄水処理を行うためには、1立方メートルあたり、
通常処理費用+10~15円ほどコストがかかるそうです。
飲み水をつくる原水の一番の汚染原因は、
私たちの生活排水と言われています。
一説では原水の汚れの3/4が生活排水によるものとも言われています。
都市部で生活する人々が多い以上、仕方ない部分もあるかもしれませんが、
きれいな水を浄水場任せにするのではなく、
私たちも意識を変える必要があるのではないでしょうか。
※参考:東京都水道局HP、「東京水」パンフレット
当社HPはこちらから→ www.shell-syoji.co.jp
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