Shell Blog~環境衛生のエキスパートたちが書く、モノやコト~
2014.04.23
はじめまして、環境衛生部のIです。
日差しが心地よく暖かい季節となりました。
私の実家は神奈川なのですが、この時期になると子ども時代に
地元の相模川でバーベキューや凧揚げをした記憶を思い出します。
何気なく日常から利用し、慣れ親しんだ河川。
しかし最近、この相模川が今日の水道の歴史において
重要な水源であったということを知りました。
明治初期、横浜は埋立地が多いため良い水が得られませんでした。
そのため、コレラなどの伝染病が流行していたそうです。
そこでいわゆる「お雇い外国人」の一人、
イギリス人のヘンリー・S・パーマー(1838-1893、英陸軍工兵少将)
という人物に水道設計を要請しました。
明治20年(1887年)、この河川を水源とする約48kmもの水道工事を成功させ、
貯水池を建設し、配水を行うことで横浜の水道を完成させました。
これが日本の近代水道の始まりです。
水道の発達により公衆衛生水準も高まりました。
環境衛生部では、水道管を通った後の
貯水槽タンク内の水質検査も行っています。
先人の努力により安全な水が供給されていることに感謝し、
今後も日々の検査業務に努めてまいります。
参考HP
当社HPはこちらから→ www.shell-syoji.co.jp
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