Shell Blog~環境衛生のエキスパートたちが書く、モノやコト~
2014.06.02
こんにちは。研究員のIです。
急に夏らしくなってきた今日この頃、
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
当ブログでは水分補給についても書いておりますが、
今回は視覚的にも涼しくしてくれる夏の風物詩、
「打ち水」について書かせていただきます。
江戸時代には、既に行われていたとされる打ち水。
現代では、ヒートアイランド化した
地表からの熱を和らげる方法として一般的に知られ、
水が液体から気体に変わる際に、周囲から熱を吸収する
「気化熱」を利用しています。
真夏のアスファルトは、日中60℃を超えるとも言われています。
しかし、地面に捲いた水が乾燥する前であれば、
35℃程度までしか上がらないそうです。
しかし弊社の近く(銀座)では、夏季を過ぎても打ち水をする家やお店が多いです。
それは水を撒くことで土埃を防ぐ、という実用的な意味もありますが、
もともと打ち水は日常生活において、大切なお客様を招く際に
「場を清める」という意味合いで行われていたそうです。
このきめ細やかな心遣いは、日本の伝統文化として
もっと定着してほしいと思います。
※参考:「ゼロから理解する水の基本」
千賀 裕太郎 監修(誠文堂新光社)
当社HPはこちらから→ www.shell-syoji.co.jp
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