Shell Blog~環境衛生のエキスパートたちが書く、モノやコト~
2014.08.20
当ブログの読者の方で、1995年に公開された
「ウォーターワールド」というアメリカの映画を、
ご覧になった方はいらっしゃるでしょうか。
簡単に言えば、地球が温暖化の影響で、
海だけの惑星になってしまった、という設定で
制作された映画です。
実際には地球の氷がすべて解けても、
陸地がすべて水没するということはないのですが。
しかしそれ以前に、
「地球の海と陸を平らにならすと、
全体が深さ2640mの海だけになってしまう」という話を
本で読んだことがあったため、
映画を見たとき、少なからず恐怖感を抱きました。
それだけで考えますと、
地球は水には困らない印象を受けます。
ですが飲料に適さない海水は、いくら多くあっても
用途はかなり限定されてきます。
ちなみに地球の淡水は、全水量のうち
わずか約0.8%しかありません(南北極の氷は除く)。
さらに河川や湖沼など、地下水を除いた
人が利用しやすい状態で存在する水に限ると、
その水量は約0.01%となってしまいます。
そしてこのわずかな水も、環境汚染や自然破壊で
使用できないものも多くあります。
ただ、水自体絶えず動き変化するものであり、
浄水技術の向上もあって、単純に自然界の水量だけでは
計れない部分もありますが、水の問題については
今後も取り上げていきたいと思います。
参考:
国土交通省 水管理・国土保全局 水資源部 「国際的な水資源問題への対応」
たばこと塩の博物館 「海と塩のハテナ? いろんな見かたで考えよう!」
当社HPはこちらから→ www.shell-syoji.co.jp
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