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Shell Blog~環境衛生のエキスパートたちが書く、モノやコト~

2021.02.01

技術部通信 【薬剤の有害性について】

PCO作業で使用する薬剤には対象害虫を駆除する効果がありますが、
「人に影響はないのか?」「MSDSを下さい」と、よく言われます。
※MSDS(Material Safety Data Sheet)製品安全データシート

Q:MSDSに明記してある「LD50」「LC50」って何?

A:「LD50」半数致死量
→ある物質を同じ条件下で集めた動物の50%の数が致死する薬剤の量(LD50:mg/kg)
A:「LC50」半数致死濃度
→ある物質を同じ条件下で集めた動物の50%の数が致死する薬剤の濃度(LC50:mg/L)
※毒に対する耐性が個体によって違うため、多数実験し中間にしましょう、と設定されています。
この数字をもとに、用法・容量・使用方法をしっかりと守り
お客さまへはもちろん、作業員の安全も確保しながら作業を行っています。

致死を表す言葉になり、「危険じゃないか!」と受け取られる方も稀にいらっしゃいますが、
薬剤以外のものにも致死量はあります。
例えば…
砂糖:LD50→29700mg/kg
塩:LD50→3000mg/kg → ゴキブリ等の駆除に使用する「サフロチンMC」と同じくらい
カフェイン:LD50→192mg/kg ※体重50kgの人がコーヒーを約50杯飲んだくらい

このように身近で安全と思っているものも、間違った方法で摂取すると危険が生じる場合があります。


今回の【技術部通信】はいかがでしたか?
シェル商事・技術部メンバーは、これからも知識を蓄え、
皆さまのビジネスや生活に役立つ豆知識をお届けいたします!

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